【障害者雇用】内部障害の方を職場に受け入れるためのポイントとは?



平成28年に厚生労働省が調査した結果によると、内部障害は肢体不自由193万人に次いで、多い124万人いると言われています。これは身体障害者数の全体の28%と約4分の1に値します。


内部障害の方は外見では障害だと判断しづらく、いざ同じ職場で働くことになってもどう配慮したらよいか判断が難しいです。今回は、内部障害について種類や病状について理解を深め、職場に必要な環境や配慮についてまとめました。





1.内部障害とは?


内部障害とは体の中に障害があることを指し、身体障害者福祉法に定められた身体障害の総称です。

  • 心臓機能障害

  • 腎臓機能障害

  • 呼吸器機能障害

  • 膀胱・直腸機能障害

  • 小腸機能障害

  • ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障害

  • 肝臓機能障害

の7つの障害を指します。


日常生活は一人でできる人が多く、症状が見た目で分かりにくいため、周囲の理解を得ることが難しいですが、疲れやすかったり、携帯の電波やたばこの煙に悪影響を受けたり、トイレに不自由したりと周囲の理解と配慮が必要になる障害です。



2.内部障害の種類


心臓機能障害

心臓の機能が低下してしまう内部障害です。

原因としては心筋梗塞、弁膜症、高度な不整脈などの疾患があります。

心臓の収縮のリズムが不規則な人は「ペースメーカー」という医療機器を胸部に埋め込んでいます。

動悸や息切れ、疲れやすいなど、体力が低下するため、風邪をひきやすかったり、他の病気を併発したと症状は様々です。


呼吸器機能障害

肺の機能が低下したことにより、肺呼吸が不十分となり肺胞内のガス交換が妨げられて起こる内部障害です。酸素と二酸化炭素の交換がうまくできなくなる状態のことです。

主な症状は、慢性的な呼吸困難、咳や息切れの症状があり、酸素吸入するために、常に酸素ボンベを携帯している人もいます。

常に息苦しい状態にあるため、階段や坂道などを上ることが困難な方も多くいます。

また、たばこの煙などが原因で外に出ること自体が難しい方もいます。


腎臓機能障害

疾患が原因で腎臓の働きが悪くなる内部障害です。

原因になる疾患としては慢性腎不全、糖尿病性腎症などがあります。

普通の人より疲れやすいという特徴があります。

人によっては人工透析を行う必要があり、1回4時間、週に数回行うことが身心の疲労につながることがあります。


膀胱・直腸機能障害

様々な病気が原因で膀胱、直腸の機能低下または機能を失った内部障害です。

原因となる疾患には脊髄損傷、先天性奇形、炎症性疾患、悪性腫瘍などがあります。

ストーマと呼ばれる人工肛門、人口膀胱を造設する方もいます。

ストーマを造設している方をオストメイトといい、オストメイトに対応したトイレもあります。


小腸機能障害

小腸機能が低下したり喪失などで栄養の維持が難しくなる内部障害です。

通常の経口摂取では消化吸収がうまくできず、栄養維持が困難になる方もいます。

原因としてはクローン病、小腸軸捻転、先天性小腸閉塞症などの疾患や手術による小腸の広範囲に及ぶ切除などがあります。

寝ている間に鼻から管をいれて栄養を補給したり、静脈から栄養を直接注入する方などがいます。


ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害

免疫機能が低下してしまう内部障害です。

原因としてヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染することがあります。

免疫機能が低下することで、発熱・下痢・体重減少・全身倦怠感などの症状が現れ、弱い病原体でもすぐに感染し病気になったりします。

HIVは感染力がとても弱いため、体液を介して以外で感染することはありません。


肝機能障害

病気により腎臓の働きが悪くなる内部障害です。

身体にとって有害な老廃物や水分を排泄できなくなり、不必要な物質や有害な物質が身体に蓄積する状態の方です。

人工透析による老廃物や水分を取り除くことが必要になってきます。



3.企業側の内部障害の方への配慮


内部障害の方に無理なく仕事をしてもらうためには、さまざまな配慮が必要になってきます。


・健康管理を行うための施設を設け、看護師の在籍や定期的な健康相談を行ったり、心電図、AEDや圧計などの医療機器を確保しておく。


・通勤ラッシュを避け、体への負担も軽減するため、通勤時間を変えられるフレックスタイムなどを導入する。


・定期的な通院を必要とする方もいるため、有給休暇や勤務時間内の定期通院を認める。


・重い荷物を持つ、階段を頻繁に利用する、長時間の立ち仕事など体力的に負担がかかる業務を任せることのないよう配慮する。


・急な体調不良による早退や休みになることを想定して、業務の引継ぎや分担などの体制をとる。


などのポイントがあげられます。現場の理解が得られるよう、必要な配慮については管理者から従業員に対して周知徹底をはかりましょう。



4.まとめ


外見では判断しづらい内部障害の方を職場に受け入れる場合、いくつもの配慮が必要になります。プライバシーに十分配慮して対応したり、体力的な面で階段は避けてエレベーターやエスカレーターなどを進めるなど個人の配慮も必要ですが、企業側で内部障害の方を受け入れるためにできることを今一度見直してみてはいかがでしょうか。



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