発達障害者との職場コミュニケーションのポイントとは?



こんにちは。サテライトラボ担当の久米川です。


あなたの職場でコミュニケーションがうまくとれない人はいませんか?もしかしたら、その方は発達障害をお持ちかもしれません。もし、直属の上司や部下であれば、仕事の成果にも関わるため、発達障害について正しく理解し、適切に対処していくことが必要です。


現在は問題なくても、人事異動や新規・中途入社によって、いつ発達障害を持った方とともに働くことになるかわかりません。その時のためにも、発達障害と何か、どのようにコミュニケーションをとればいいのかについて、理解を深めておきましょう。





1.発達障害とは何か?


発達障害とは先天的に脳の一部に機能障害があることによって生じます。自閉症スペクトラム(ASD)、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)、チック障害、吃音などが含まれます。


健常者との線引きは難しい上、同じ人が複数の発達障害を持っていることも多く、うつ病・双極性障害・依存症 ・不安障害・強迫性障害といった合併症を抱えている人もおり、個人差がとても大きいのが特徴です。


以下に、主な発達障害である3つをご説明します。


自閉症スペクトラム(ASD)

スペクトラムとは「連続体」の意味で、もともと分類されていた自閉症やアスペルガー症候群、広汎性発達障害を一体として捉えた名称です。

相互的な対人関係の障害、コミュニケーションの障害、興味や行動のこだわりが強いといった特徴があります。


・注意欠如・多動性障害(ADHD)

発達年齢に不相応な多動性、衝動性、あるいは不注意、またはその両方の症状が生活に悪影響を及ぼしており、その状態が6ヶ月以上持続している状態を指します。学童期の子どもには3~7%存在し、男児は女児より3~5倍多いことも知られています。男性の有病率は青年期には低くなりますが、女性の有病率は年齢を重ねても変化しないと報告されています。


・学習障害(LD)

全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち、特定のものの習得と使用がとても困難な状態を指します。目安としては、学校での学習到達度に遅れが1~2学年相当あるのが一般的です。



2.発達障害の中で職場でのコミュニケーションに問題がでるのは?


発達障害の中で、コミュニケーションを最も苦手とするのはASDです。


ASDは「相互的な対人関係の障害、コミュニケーションの障害、興味や行動のこだわりが強いといった特徴がある」と上記で説明しましたが、具体的にはどのような問題が生じるのでしょうか。


・相互的な対人関係の障害→関係性を理解するのが難しい

職場では、上司や部下または取引先と、組織内外問わずさまざまな人と関わる場面があり、対応する相手によって適切に言葉遣いを選ぶ必要があります。

しかし、関係性は目に見えるものではなく、相手の立場で考えることが難しいASDの人にとっては、TPOにあった適切な言葉選びができない場合があります。また、その場で不適切な言葉遣いを指摘されても、その指摘自体が理解できないケースがあります。


・コミュニケーションの障害→言葉のニュアンスがわからず、文字通り受け取ったり、曖昧表現がわからない

同じ言葉でも、親密度や身振り、表情によって伝えたいメッセージは変わってきますが、想像力が乏しく、ニュアンスや意図を理解することが難しいため、社交辞令や冗談でいったことを文字通りに受け取ってしまいます。

また、「適当に」「あと少し」「多めに」などの曖昧表現がわからず、極端な対応してしまいます。


・興味や行動のこだわり→好きなことには仕事を忘れて没頭する

興味が限定的で一旦何かに打ち込めば、仕事に支障をきたしてしまったり、強いこだわりから、臨機応変な対応ができなかったりします。


次に、発達障害の中でコミュニケーションに気をつけなければならないのが、LDです。

LDは、自分が苦手な情報手段だと内容を理解することができません。例えば、聞いて認識することが難しい人に、口頭で難易度の高い指示をしたり、資料のない会議に参加させても、正しく認識することができません。


ADHDは、物忘れやミスはありますが、コミュニケーションにおいては特に問題はないでしょう。



3.職場での発達障害者への対応はどうするか?


それでは、コミュニケーションが苦手な発達障害者に対してどのように対応するのが良いのでしょうか?


・具体的に指示する

ニュアンスや曖昧表現を理解しづらいので、「〇部印刷してください」「30分以内に○○のアドレスに提出してください」など具体的に指示するようにしてください。

また、一度に複数の指示は出さず、ひとつ完了してから次の指示をするようにしてください。


・文字や図解で説明する(主にLDの方)

特性に合わせて情報手段を選択します。

聞くのが苦手→文字にする

・話すのが苦手→文字にする

・読むのが苦手→口頭や図解で説明したり、文書読み上げ装置やソフトの使用


・仕事の流れをパターン化する

段取りや報告のタイミング、質問をする人など業務のパターンを大方決めておくと、安心して業務にあたることができます。


・落ち着いた職場環境づくり

聴覚や視覚的な刺激が軽減するよう、静かなところにデスクを置いたり、ノイズキャンセリングのイヤホン使用を許可したり、ついたてで仕切ったりして、本人が落ち着ける環境を整えましょう。


・個室や一人に慣れるスペースを確保する

パニックなどをひき起こした場合、個室を用意し、落ち着ける環境をつくりましょう。


・支援機関を利用する

 発達障害者支援センター 、発達障害者就労支援センター 、職場適応援助者(ジョブコーチ支援)など、発達障害者を雇用する事業場の人も支援が受けられるのでアドバイスを求めましょう。



4.まとめ


発達障害は、健常者との境目が見えづらく、それがコミュニケーションを難しくしている要因でもあります。本人からの申告があればまだ対処できますが、本人が自覚していなかったり、隠している場合もあるため、真摯に対応すればするほど、マネジメントする側が燃え尽きてしまう恐れもあります。


何かコミュニケーションに違和感を感じたら、発達障害の可能性があることを頭にいれておきましょう。そして、本人の努力だけでは解決できない場合が多いので、現場を巻き込んで特性に合わせた配慮を行いましょう。




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